2018-12-22
50代男性患者様は、うつ病を患われ、仕事復帰したストレスと花粉症で使用した点鼻薬や点眼薬の使用で、円形脱毛症を発症しました。追い打ちをかけるように、風邪で処方された、抗ヒスタミン剤であるデザレックスを服用し、一気に悪化しました。育毛クリニックや公立大学医学部の皮膚科を受診しましたが、効果なく、名古屋Kクリニックに来院されました。カプサイシン、イソフラボンを含むサプリメント、タキシフォリン、、そして大量のセファランチン(150mg・日)で、IGF-Iを増やす治療を開始すると、デザレックスで傷んだ毛が、新しい毛と生え変わり、一過性に、抜け毛が増えましたが(治療1ヵ月後)、すぐに、あっという間に産毛が生えてきました(治療3ヵ月後)。頭皮に痒みも強くなりましたが、これは毛が生える時の、良い兆候です。そして、長年患っていたうつ病も改善し、抗うつ薬の服用も不要になりました。IGF-Iは、自己免疫を抑制し、育毛効果を発揮する以外にも、抗うつ効果もあり、IGF-Iを増やす治療で、自己免疫疾患である円形脱毛症とうつ病の両方が改善したと考えられます。IGF-Iを増やすと、脱毛以外の、いろいろな体の不調が改善されます。