2018-11-24
関東地方にお住まいで、円形脱毛症を遠隔診療で治療をされている9歳女性患者様は、抗アレルギー剤で、円形脱毛症を発症しました。その後、近所の皮膚科治療では、治らず、円形脱毛症治療では、有名な都内の某私立大学病院の皮膚科(脱毛症外来あり)を受診しました。なんと、そこで、処方された薬が、脱毛するクラリチンという薬でした。脱毛症は、みるみる悪化し、困り果てて、名古屋Kクリニックに来院されました。カプサイシン、イソフラボンを含むサプリメント、タキシフォリン、そして大量のセファランチン(150mg・日)で治療すると、屍毛や断毛が、減少して、産毛が生えてきました。治療4ヵ月では、明らかに、毛が増えてきました(写真)。ご両親も、毎月、毛が生えている範囲が広がっているので、安心されているようでした。円形脱毛症の皮膚科治療は、背信の治療とでも言える、ひどいものです。脱毛する抗アレルギー剤については、順次、医薬品医療機器総合機構に副作用報告をしています。間違った皮膚科治療に対する、何らかの、対応が必要です。