2024-04-19
5歳の男子患者さんは、花粉症でモンテルカストを処方され、円形脱毛症を発症しました。皮膚科治療で治らず、当クリニックに来院されました。脱毛するモンテルカストに加えて、脱毛する抗ヒスタミン剤であるロラタジンまで処方されて、大きな脱毛斑がいくつもできている多発型円形脱毛症でした。カプサイシンなどのサプリメントとセファランチン大量で、IGF-1 を増やす治療を開始すると、治療27日後には、脱毛薬で傷んだ毛が新たな毛に生え変わる、毛の生え変わりを経て、うなじの部分に新たな産毛が生えてきました(写真、赤い円内)。小さなお子様の円形脱毛症発症の原因として最も多いモンテルカスト、怖い薬です。飲んではいけません。