2024-03-18
30代の男性患者さんは、円形脱毛症の既往があり、新型コロナ感染により、再発しました。皮膚科に行っても治らず、当クリニックを受診されました。IGF-1を増やす治療で、傷んだ毛が抜けて、新しい毛に生え変わる、毛の生え変わりを経て、全頭脱毛からの治療となりました(写真、治療5ヵ月後)。その後、改善してきて、非常に前向きに治療され、カプサイシンを16錠/日まで飲まれています。順調に改善していましたが、治療1年1ヵ月後に、脱毛がみられ(写真、青い円内)、再発かと思われましたが、その1ヵ月後には、再び、明らかな改善が見られました(写真、治療1年2か月後)。やはり、カプサイシンを大量に飲まれて、カルニチン併用では、再発も軽いようです。重症円形脱毛症は、順調に改善していても、再発することはあります。できるだけ、カプサイシンを大量に飲んで、再発を起こしにくくして、また、再発しても軽く済ませるようにすることが重要です。新型コロナ感染後の後遺症は、円形脱毛症も含めて、自己免疫疾患が多く、現代医学では治りません。これらの後遺症、円形脱毛症に限らず、IGF-1を増やす治療で、改善するでしょう。