2024-01-22
50代の女性患者さんは、アトピー性皮膚胃炎の治療で、皮膚科医から大量の脱毛する抗ヒスタミン剤を投与され、多発型円形脱毛症を発症しました。当クリニックに来院され、IGF-1を増やす治療を開始され、順調に改善してきましたが、頭頂部の左側の脱毛斑の内部には、なかなか産毛が生えてきませんでした。そこで、カルニチンを併用すると、その1ヵ月後には、産毛が明らかに増えてきました(写真、赤い円内)。カルニチンは、IGF-1 を増やしますが、単独では大した健康効果は出ません。しかし、カプサイシン、イソフラボン、そしてセファランチンと併用して初めて、このような併用効果が出てきます。カルニチンはありふれたサプリメントですが、使いようによっては、このようにIGF-1を増やします。間違っても、コンビニや通販で売っている、少量の安物カルニチンは飲まないようしましょう。