2024-01-17

悪夢の薬、モンテルカストで起こった円形脱毛症が改善！

気管支喘息などのアレルギー疾患で使用されるモンテルカストという抗アレルギー薬は、多くの副作用を引き起こします。この薬は、IGF-1を減らすために、脱毛などの多くの副作用を引き起こすのです。10代の男性患者さんは、モンテルカストを使用されて、円形脱毛症を発症しました。家系内に自己免疫疾患の患者さんがいました。皮膚科治療で治らず、当クリニックに来院されました。蛇行性脱毛の状態でした。IGF-1を増やす治療で徐々に改善していき、治療4ヵ月後には、明らかに産毛が増え（写真）、そして、治療９ヵ月後には、左側頭部上方の脱毛部分（写真、赤い四角部分）を残すのみとなりました。日本中、いや世界中に、モンテルカストで円形脱毛症を発症した患者さんは、多数いるはずです。皮膚科治療で治らないので、皆さん、ひどい脱毛状態のままで放置されているのでしょう。特に、これから人生を始める小さなお子様の場合は、深刻な問題です。