2023-11-01
50代の男性型脱毛症の患者さんは、15年前に当クリニック院長から、IGF-1を増やす治療を受けて改善しました。その後、IGF-1を増やす治療を中止して、やや悪化し、改善させようとザガーロという薬を飲みましたが、改善せずに放置していました。ところが、今年になって急速に悪化し、あわてて当クリニックの院長の治療を受けるために来院されました。悪化の原因を明らかにするために、お薬手帳を見せてもらうと、脱毛する薬や目薬を、今年から耳鼻科で処方されていました。脱毛する薬とは、デザレックス(痒み止め)、モンテルカスト(抗アレルギー剤)、アレジオン点眼液(痒み止め)、およびエピナスチン(痒み止め)でした。もともと男性型脱毛症があったので、それが悪化し、全体に頭髪が少なくなっていました。毎日、鏡で、薄毛になっていくことが見えるので、不安になり来院されました。薬が、悪化の原因と知られて、驚いていました。早速、IGF-1を増やす治療を再開しました。また、改善します。所持していた脱毛薬は捨ててもらいました。脱毛薬は体にも悪いので、使用しないようにしましょう。