2020-10-30
関西地方在住の40代の男性患者様は、資格試験の受験勉強のストレスで、頭痛を頻発し、気軽にイブAという鎮痛剤を、月に5,6回も服用して、円形脱毛症を再発しました。ご家族に円形脱毛症の既往がありました。近所の皮膚科に行くと、以前に貰って、全く効果のなかった薬を出され、すぐに、そこの治療を見限りました。関西地方では、円形脱毛症を治せる医療機関を見つけられなかったので、当クリニックに来院されました。来院時、頭髪、眉毛、睫毛も抜けて、ほぼ汎発性脱毛の状態でした。カプサイシンとイソフラボンを含むサプリメントと大量セファランチンで、IGF-1を増やす治療を開始すると、毎月、毛穴が黒く目立ってきました。そして、以前お伝えしたαGPCを併用すると、前頭部の、黒く目立ったきた毛穴から、黒い産毛が生えてきました(写真、赤い円内)。そして、眉毛も睫毛も、生えてきました。汎発性脱毛では、効果が出るまでに、時間がかかることが多いのですが、このように、毛穴が黒くなってくると、αGPC併用という、最後の一押しで、産毛が出てきます。現在、治療効果が出るまでに、時間がかかっている患者様には、これを併用し、効果が高まっています。そのまま皮膚科に行っていれば、あの、怖い、そして、効果のない、ステロイドパルス治療をやられたかもしれません。皮膚科治療の見限り、ナイスでした。