2019-01-19
関東地方にお住まいで、遠隔診療で治療されている30代男性患者様は、23年前、引っ越しを契機に、円形脱毛症を発症しました。近所の皮膚科から、私立K大学医学部附属病院皮膚科で治療されるも治らず、全頭脱毛にまで、悪化しました。名古屋Kクリニックに来院されて、カプサイシン、イソフラボンを含むサプリメント、そして大量のセファランチン(150mg・日)で、IGF-Iを増やす治療を開始すると、徐々に産毛が生えてきました。お母様に円形脱毛症の既往があり、円形脱毛症の素因を有するようです。治療1年目の今月には、産毛も増えて、明らかに改善してきました。今月、以下のようなメールを頂きました;新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。治療を始めてから1年。少しずつではありますが、症状が改善しているのを肌で感じております。引き続き、治療の方よろしくお願い致します。治療等で特に気になることはありません。長い年月、悩まされてきた円形脱毛症が改善し始めて、ほっとしておられるようです。円形脱毛症は、IGF-Iを増やす治療で治りますが、治るまでの時間は、各症例の重症度に応じて様々です。低体温や他の自己免疫疾患の合併がある場合は、少し長く時間を要します。サプリメントやセファランチンの飲み忘れがないように、ご注意下さい。