2018-09-18
40代の男性患者様は、10年前から、薄毛で悩んでいました。名古屋市内の美容外科で、プロペシアを処方されて飲んでいましたが、一向に改善しませんでした。困られて、当クリニックを受診されました。そこで、カプサイシン、イソフラボンを含むサプリメント、タキシフォリン、そして治療薬剤としてアボルブ、さらにプロマックDと、いずれもIGF-Iを増やすサプリメントと薬剤で、治療を始めると、治療1ヵ月目には、頭頂部の薄毛部分の、毛根が傷んだ毛が生え変わる、生え変わりが見られましたが、2ヵ月目には、頭頂部の毛が太くなり、改善してきました(写真)。あまり、毛根が傷んでいない側頭部の毛は、治療開始から、太くなり、明かな改善が見られました(写真)。脱毛症の種類を問わず、IGF-Iを増やす治療では、毛根が傷んだ毛が生え変わるために、治療開始から、1~2ヵ月は、抜け毛が増えることがあります。しかし、下から、新しい産毛が生えてくるときは、傷んだ毛が抜けますので、治療開始で、抜け毛が増えても、心配はいりません。治療効果の一つの表われと考えて頂いて良いでしょう。