2018-07-20
全身の毛を失う汎発性脱毛の40代女性患者様は、IGF-Iを増やす治療で、順調に産毛が生えてきました。ところが、手の湿疹の痒みを止めるために、サトウ製薬のタクトローションを1日2回、2週間、両手に塗りました。タクトローションには、痒み止め成分で、脱毛させるジフェンヒドラミンが配合されています。その後、頭部の写真を撮ると、このローションを塗る前に比べて、明らかに脱毛していることが確認されました(写真)。夏になると、蚊に刺されて、つい、ムヒなどの痒み止めを塗りたくなります。塗らないで下さい。当クリニックで処方している、カプサイシンいりのパンジェントジェルを、虫刺されや湿疹には塗って下さい。塗った後は、ヒリヒリしますが、治りは早くなります。