2018-07-06
30代の男性患者様は、円形脱毛症の治療を受けておられました。IGF-Iを増やす治療で、改善していました。しかし、風邪を引いて、のどの痛みと発熱で、耐えられずに、脱毛するかもしれないことを覚悟で、医療機関で処方されたPL顆粒という風邪薬を1包服用しました。この中には、脱毛させる抗ヒスタミン剤が含まれています。この薬を服用されてから、問合せがあったのですが、もう遅かったようです。服用3日後に、脱毛していることが確認されました(写真)。薬についての、問い合わせは、服用前にしていただくようにお願い致します。抗ヒスタミン剤は、それ自身が脱毛させるのではなく、円形脱毛症を悪化させるので、薬の服用を中止しても、脱毛は、しばらく続き、数ヶ月に及ぶこともあります。ご注意下さい。