2018-06-27
愛知県外から、通院されている20代女性患者様は、小学校で円形脱毛症を初発し、その後、あらゆる皮膚科治療が無効で、良くなったり、悪くなったりを繰り返していました。ところが、花粉症で、パブロン鼻炎カプセルSaという、脱毛する薬を、1ヵ月間服用し、同時に、就職という、生活環境の変化が重なり、全身の毛がすべて抜けてしまう汎発性脱毛にまで悪化しました。汎発性脱毛は、皮膚科治療では、治らない、不治の病です。カプサイシン、イソフラボン、タキシフォリン、そして大量のセファランチンで、IGF-Iを増やす治療を開始すると、1ヵ月で、広い範囲に白い産毛が生えてきました(写真)。幸い、体温も高めで、治療に対する反応が良かったのでしょう。産毛が生えたのを見られて、お母様は、涙ぐんでおられました。