2018-06-20
中国地方在住の50代男性患者様は、10年前に円形脱毛症を発症しました。円形脱毛症の家族歴があり、当時、痛み止めのロキソニンや湿布を使用して、円形脱毛症を発症したようです。地元の皮膚科や東京の私立大学医学部附属病院で治療を受けましたが治らず、放置していました。名古屋Kクリニックを見つけられて、来院され、脱毛する胃薬である、タケプロンの服用を中止してもらい、カプサイシン、イソフラボン、タキシフォリンと大量のセファランチンによる、IGF-Iを増やす治療を開始しました。胃の刺激症状はあったものの、治療1ヵ月後、2ヵ月後に順調に改善し、産毛が生えてきました(写真)。新聞報道にあるように、日本皮膚科学会が、円形脱毛症には、根本的な治療法がないことを認め、かつらの着用を勧めるという、診療ガイドラインとも言えないものを発表しました。脱毛する抗ヒスタミン剤による治療も削除してほしいものです。円形脱毛症で、お悩みの方は、是非、IGF-Iを増やす治療を受けられることを、お勧めします。