2018-06-13
50代の男性患者様は、男性型脱毛症の治療を、長年受けておられました。育毛サロンで、効果がなかったので、当クリニックに来院され、改善して行きました。額の生え際の両側でも、産毛が増えていったのですが、副鼻腔炎の治療で、オロパタジン(日医工)という抗アレルギー剤を7日間飲んで、その2週間後に、せっかく生えた毛が抜けたのが確認できました(写真)。また、血圧も、上昇し、高血圧になっていました、IGF-Iは、育毛効果と血圧正常化作用があるので、抗ヒスタミン剤投与で、IGF-Iが減り、脱毛と血圧上昇が起こったのでしょう。痛み止めとかゆみ止め(抗アレルギー剤)の服用は、要注意です。