2018-03-26
円形脱毛症では、最も毛根が傷害された毛は、抜けてしまいますが、そこまで傷害されていなければ、毛は抜けませんが、細くなり、コシがなくなり、伸びるのが遅くなります。IGF-Iを増やす治療では、脱毛部分に産毛が生えてくるだけではなく、抜けていないけれど、傷んだ毛でも、その質が改善してきます。写真は、関東地方在住で、遠隔診療で治療されている円形脱毛症の40代女性患者様の頭部です。IGF-Iを増やす治療で、産毛も生えてきましたが、抜けていない毛も、そのコシや艶が良くなり、髪の毛全体のボリューム感が良くなっていることが分かります(写真)。脱毛部分に産毛が生えて、髪の毛全体が、ふっくらして、コシがでてくると、小さくなった脱毛部分も隠れるので、その時点で、待ち望んでいたウイッグを取る日が来ます。これから、暑い夏に向かって、早くウイッグを取りたいと思っている患者さん多いでしょう。