2018-03-02
愛知県外から通院されている20代の男性患者様は、幼稚園で、円形脱毛症を発症しました。皮膚科治療で治らず、アトピー性皮膚炎もあり、タリオンという抗アレルギー剤も服用していました。名古屋Kクリニックに来院され、多発型の円形脱毛症と、ひどいアトピー性皮膚炎があり、顔も真っ赤になっていました。タリオンなどの抗アレルギー剤は、IGF-Iを減らすので、脱毛を引き起こし、また、アレルギーも悪くします。つまり、アトピー性皮膚炎の痒みだけをとる抗アレルギー剤は、実は、アトピー性皮膚炎を悪くしているのです。早速、抗アレルギー剤を中止してもらい、IGF-Iを増やす治療を開始すると、アトピー性皮膚炎による顔の発赤は、治療1ヵ月後に、一時的に、増強しましたが(好転反応)、治療4ヵ月後には、明らかに改善し、同時に、産毛が生えてきました(写真、赤い円内)。ご両親からも、顔の赤みがとれたと言われたそうです。アトピー性皮膚炎の治療薬が、脱毛を引き起こし、アトピー性皮膚炎も悪くしていたのです。これが、現在の円形脱毛症治療やアトピー性皮膚炎治療の現実です。治るわけがありません。