2018-01-31
円形脱毛症の20代女性の患者様は、来院2年前、家庭内のストレスで、円形脱毛症を発症しました。皮膚科での治療は、全く効果なく、名古屋Kクリニックに来院されました。IGF-Iを増やす治療を開始して、6ヵ月後には、写真に示すように改善しました。その後、インフルエンザに罹り、安全な解熱薬であるアセトアミノフェンと抗ウイルス薬だけで、治療を受けました。そして、その2週間後(治療7ヵ月後)には、写真に示すように、著明に改善しました。風邪では、発熱、節々の痛みなど、知覚神経が刺激された症状がでます。この時に、IGF-Iも増えているのです。アセトアミノフェン以外の、IGF-Iを下げ、かぜを長引かせる風邪薬さへ飲まなず、うまく、風邪を通り過ぎれば、かえって、体の治癒力は上がり、自己免疫である円形脱毛症は改善します。風邪を悪くしているものは、実は、近所のお医者さんで処方され、また、ドラッグストアで売られている(アセトアミノフェン以外の)風邪薬なのです。風邪薬には、要注意です。因みに、古い本ですが、風邪で、体が強くなることを書いた本があります(整体師である野口春哉氏の著書”風邪の効用”)。基本は、多くの人が治る風邪は、うまくやり過ごせば、IGF-Iを上げることになるということでしょう。