2016-10-25
以前からお伝えしているように、重症円形脱毛症の中でも、汎発性脱毛は、改善するまでに、最も時間がかかります。IGF-Iを増やす治療を始めて、しばらくは、頭皮の状態が良くなるまでに時間がかかります。そして、頭皮のハリがよくなり、毛穴が黒く目立ってきて、状態の良いところから、産毛が生えてきます。ここで、多くの患者様は、喜ばれます。産毛は、さらに伸びて、その生えている範囲も広がってきます。この段階で、多くの患者様は、もっと早く増えないかと言われることが多いのですが、頭皮の状態が良くなると、一気に毛が生えてきます。写真に示すように、治療後1年間は、頭皮の状態が改善し、産毛がやっと生えてきていますが、治療後1~2年間で、急に多くの毛が生えてきて、治療2年半後では、著明に改善し、もうゴールが見えてきます。産毛が、徐々に増えてきている患者様でも、多くの方で、近いうちに急に毛が増えてきますので、ご安心ください。この時、頭皮の痒みが強くなりますが、毛が生えるときの特徴的な症状なので心配いりません。赤ちゃんの歯が生えるときに、歯茎がかゆくなることと、よく似ています。IGF-Iが、増えて、そのIGF-Iが、さらに知覚神経を刺激するためにかゆみがでます。