2016-09-21
風邪薬に含まれる痛み止め(解熱剤)や鼻づまりや鼻水を抑えるかゆみ止め(抗ヒスタミン剤)を飲まないようにお話ししても、ついうっかり飲んでしまう患者さんが後を絶ちません。写真は、円形脱毛症の30代女性の患者様の治療前後の頭部写真です。治療1ヶ月後に脱毛部位の中に産毛が増えてきました。ところが、風邪気味で、軽い気持ちで飲んだロキソニン(痛み止め)とルル(かゆみ止め配合)で、その後脱毛。そして、不妊治療の目的で処方されたバッファリンを2週間服用し、さらに脱毛し、結局は、髪の毛をすべて失ってしまいました。痛み止めとかゆみ止めは、せっかく舞い降りかけた神(髪)を追い払ってしまいます。”後悔先に立たず”です。